2017年11月24日金曜日

”アニマルウェルフェア”なお肉として1506のお肉が上京しました~!


2017年11月22日の井上牧場の放牧地の様子です。
あんなに一面緑だった畑ですが、すっかり雪で埋もれてしまいました~。


ここ何日かは雪が降ったり、気温が下がったり。
道路はツルツルだったり。
もう北海道の厳しい冬が始まっています…。


そして今年、2017年は11月8日で放牧を終了しています!


半年ほど野外で暮らしていたオス牛くんたち、
若い女子牛ちゃんたちも
これから春までは牛舎の中で過ごします。



狭い牛舎内は窮屈で退屈なのか?
寒くて広い放牧場を歩かずとも、雨風が避けられてすぐそこで食事ができる牛舎生活のほうが快適なのか?



彼、彼女たちの本当の思いはわかりませんが。
“できるだけ”牛本来の姿で暮らしてもらうために、
可能なかぎり放牧場で暮らしてもらっています。



とはいっても牛舎に戻る前の数日間は、
いつも電牧柵付近に集まっていまして。
牛舎に入りたそうにしているように見えていました…
寒いし食べる草少ないですからね~^^;




そしてこの放牧終了の次の日、
牧場を出発した牛くんがいます。

1388515063の牛くんです。



今月にサンクスビーフ、1505のお肉
小分け販売を開始したところなのですが、
(こちらまだ販売中です^^
ご興味ある方は 井上牧場サイト|お肉のご注文 へどうぞ~!)



11月末に行われるとあるイベントにて
サンクスビーフを使いたい、とのご要望を頂きまして、
少し早いタイミングでしたが1頭出発してもらうことになったのです。




そのイベントと言うのが、
11月30日に東京の八芳園で行われる
ALL ATHLETE DREAM DINNER。





一般社団法人農福連携自然栽培パーティ全国協議会(この後は「自然栽培パーティ」と記載させて頂きます!)が主催するイベントです。



「全国の福祉施設で利用者の方に無肥料、無農薬で農業を広める」という自然栽培パーティの活動は、
今や多くの注目を集めているそう。




2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、
食材の調達基準として「持続可能性に配慮した食材」が掲げられていて、
今回のALL ATHLETE DREAM DINNERもそれを見据えた企画。




「持続可能性に配慮した食材」として、
自然栽培パーティに参加する施設で作られた野菜、
”アニマルウェルフェア”の考え方で育てられた動物のお肉を用意し、
それらを一流シェフたちが料理。
その料理を日本を代表するアスリートをはじめ多くの方に楽しんでもらうという内容です。
当日は300名~400名ほどの方が集まる様子。


詳細はコチラです↓
http://shizensaibai-party.com/wp-content/uploads/2017/10/dream-dinner-flyer.pdf


このなんだか壮大でスゴそうなディナーの食材として、
井上牧場のサンクスビーフが登場する予定です!


自然にやさしく、安心できる食材を紹介している
Eat Natural の池嶋さんがサンクスビーフを見つけてくださったことをきっかけに、
今回のディナーで使う“アニマルウェルフェアなお肉”として
井上牧場のサンクスビーフをご要望頂くこととなりました。



こんなに多くの方に、
一度にサンクスビーフを食べて頂く機会は初めて。
とてもありがたいお話です!




これは1506(赤くなっている4桁でこう呼んでいます!)くんの
出生からお肉になるまでの記録。
家畜改良センターのページから調べることができます。
1506くんは、生まれてからお肉になる前日までずっと井上牧場で過ごしていたことがわかります。


家畜改良センターHP
https://www.id.nlbc.go.jp/top.html?pc



“アニマルウェルフェア”という言葉は、
まだまだ多くの方になじみがないかもしれません。


アニマルウェルフェアについて明確かつ簡潔に説明するのはちょっと難しいのですが、
日本語に直訳すると「動物福祉」。
私がいまできるだけ簡単に説明するとしたら、
「快適で、幸福に過ごせる生活環境で動物を飼育する。それについて配慮する、考える」っていう感じでしょうか。



ペットや野生動物については、
保護や愛護なんていう考え方が一般論になっているように思いますが、
自分たちが口にする肉や卵などの元になる
”家畜”と言われる動物たちの置かれる環境については、
イメージがわきにくい人も多いかもしれません。




卵を産む鶏たちは狭い「バタリーケージ」なる場所で飼育されているとか、
お肉となる子豚を繁殖させるためのお母さん豚も、狭い「妊娠ストール」で飼育されているとか、
牛乳を生産させるための牛たちも、「つなぎ飼い」だったり頭数の多い「フリーストール」だったり、これまた狭い場所で飼育されてるとか、
多くの家畜は動物本来の寿命よりかなり短い期間で命を終えることになっているとか。




鶏や豚や牛など家畜と呼ばれる動物たちの置かれる環境は、
必ずしも快適じゃなかったり、
不健康と思われる飼育方法だったり。
要するに「工場」的な環境であることも、
全部ではないけれど少なくないのが実際のところです。




↑生後31ヵ月でお肉になった1506は、すっきりした顔立ちでおだやかな印象!



”アニマルウェルフェア”の定義が結構曖昧なのですが、
これを叶えるものとして国際的に認知されている基準、目標とされているのが「5つの自由」というもの。
その5つというのが以下です。



①飢えや渇きからの自由
②痛み、負傷、病気からの自由
③恐怖や抑圧からの自由
④不快からの自由
⑤自然な行動をする自由




正直に言って、
「井上牧場がアニマルウェルフェアを実践できているか」 
については、
今のところ井上牧場が自信をもって答えたりはしないでしょう。


私からみてもこの牧場の飼育方法が必ずしもアニマルウェルフェアかは、判断できないし、
むしろまだまだ苦しい思いをさせているだろうなあ、
と感じるからです。



(せっかく「アニマルウェルフェアなお肉」として選んでもらったのにこんなことを書いたら大変なことになるでしょうか…!笑)



※↑明日旅立つ1506くんとスキンシップをとる仔牛係あみちゃん(暗いから写真ぼやぼや)


井上牧場では、
痛い思いをさせて除角(角切)をします、よっぽど大きくならないうちは麻酔しません。
サンクスビーフの雄牛くんは去勢をします、ここは麻酔をします。
お母さん牛のほとんどは年中牛舎内で過ごします。
牛乳をもらうため、牛たちの意思に関わらず人工授精をして、妊娠・出産してもらいます。
草食動物であるはずのお母さん牛たちには穀物飼料も与えます(でも彼女たちは穀物好きです)。
牛舎に戻ってきたオス牛くんたちには、美味しそうに見えているでしょう穀物飼料は与えられません。
放牧中の牛さんたちは、雨が降っても風が吹いても屋根のない外で過ごします。
牛舎も雪や風がビュービュー入り込みます。




牛たちにとって何が幸せでアニマルウェルフェアなのか、
私たちには正確なことはわからないし、
できるだけ楽しいように、苦しくないように…と思っても、
お乳やお肉を頂く牛飼いとしては、
牛たちに強いることが多くあります。

 ※↑明日旅立つ1506くんとスキンシップをとる仔牛係あみちゃん その2(やっぱり暗いから写真ぼやぼや)



それでも、
牛飼いを営む上で生まれてきた命に向き合って大切にしたい、
健康で幸せな牛たちから健康な食べ物を頂きたい、 
そんな思いから続けているのが、
「できるだけ放牧で、牧草だけ食べて育った乳牛の牧場で産まれた雄牛くんのお肉」
サンクスビーフです。



そしてそんなサンクスビーフが育った環境や背景を、
嘘のないようにお伝えすることで、
普段食べているものに興味をもってもらったり、
「食べるならこんなお肉がいい」
「井上牧場で育った牛のお肉なら安心!」
なんて思ってもらえたらいいな~と願っています。



そんな井上牧場の取り組みを”アニマルウェルフェアなお肉”として選んで頂けたことは、
素直に喜ばしいです^^



11月30日のディナー、どんな内容になるのか楽しみです!
1506のお肉を大切に美味しく召し上がって頂けますように!



2017年11月5日日曜日

2017/11/8(水)18:00頃より1505号のお肉を販売します^^



さて、今週水曜日11月8日、18:00頃から
サンクスビーフ、小分けブロック(冷凍)の販売を予定しています!


いつもの通り、
時間になりましたら井上牧場サイト内にご注文ページを公開しますので、
ご希望の部位、量のものをカートに入れてご注文ください^^



ご注文の際は、
配送についてやお支払い方法についてなど、
あらかじめご確認をお願い致します!
井上牧場サイト サンクスビーフ販売情報  
にてご案内中です^^



今回はももやバラ、スネ、肩ロースの一部などを販売予定です、
詳細の公開まで今しばらくお待ちください!




井上牧場のサンクスビーフは、
乳牛として育てているブラウンスイス(たまにガンジー)のお母さん牛から生まれてくる雄牛くんのお肉です。



今現在多く流通している「一般的な牛肉」は、
穀物飼料を多く与えたり、
あまり運動させないようにするなどして、
早く大きく育てられた、
つまり「肥育」された牛さんのお肉です。



井上牧場のサンクスビーフはこの育て方とは全く逆で、
1年の半分を放牧地で過ごし、たくさん運動します。
生後3~6ヶ月程度経って、
ある程度体が大きくなった後は草だけを食べています。


(でも実は、ごく稀に脱走したときや、牛舎で過ごしている間なんかに、
お母さん牛や仔牛たち用の穀物飼料を味見してしまうことがある者も、たまにいます…!
この辺はすみません、、、ご愛嬌でお願いします…!!^^;)


そのため、サンクスビーフは「放牧牛」、
「グラスフェッドビーフ」と言う牛肉のカテゴリに属しています。
ここ最近は、
赤身主体の健康に良い肉質であることや、
アニマルウェルフェアに考慮した飼育方法であることなんかを背景に、
放牧牛・グラスフェッドビーフの認知度が上がってきたようで、
井上牧場のサンクスビーフを知って問い合わせくださる方も増えてきました。



とてもありがたいです^^



だけど、井上牧場としましては、
サンクスビーフが「放牧牛」や「グラスフェッドビーフ」であること以上に、
「サンクスビーフを販売している井上牧場がどんな牧場なのか」
「どんな場所でどんな風に育ったどんな牛さんのお肉なのか」



を知って、食べてもらえることが理想だったりします^^


なのでこのブログでは、
今週から販売する「1388515056」(通称1505ばん)という牛くんのことを紹介させて頂きますね~!





この記事内で先ほどから使用しております牛くんの写真はすべて、
今回のお肉を頂いた1505くんが写っているもの。



鼻と口の周りはきれいに白い糊口で、
目はあんまり大きくないけどキリっとしてて、
いい顔をしていると思います!
無口で、のそのそっとしている牛くんです。



個体識別情報検索サービス1388515056を検索してみると…




https://www.id.nlbc.go.jp/top.html?pc

2015年4月1日に生まれ、
2017年9月22日に屠畜されていることがわかります。



生後概ね30ヵ月、といったところ。



そしてこの方、
井上牧場サイトのトップページにも登場しています。

https://www.inouemilkfarm.com/

©2015 Ichinomiya Naoko



だいたい生後2か月頃の1505ばんです。


そして下↓が、30ヵ月弱の頃の彼。



全然色が違いますね!
めちゃくちゃでかいし…!!



ちなみにホームページで使っている2ヵ月頃の写真は、地球の歩き方/札幌特派員をはじめ、
フォトライターとして活動されている市之宮直子さんが撮影くださったものです。
どうりでキレイな写真です…!誠に感謝です^^



そのときの様子は、
2015年6月4日のブログ「井上牧場に行ってきました!写真撮影にご協力頂きました!!」
でも報告しています^^


2015/6/4 ブログ
https://inouemilkfarm.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html

地球の歩き方 札幌特派員ブログ
https://tokuhain.arukikata.co.jp/sapporo/


カワイイときにキレイな写真を撮ってもらえてラッキーだったね~^^



©2015 Ichinomiya Naoko



井上牧場サイト、ブログを始めてから3年
実際に井上牧場の近くで暮らして自分で写真を撮り始めて1年半になります。



撮影した写真は、判別できるものは耳標の番号毎にフォルダに分けています。
フォルダの数は200個くらいになりました。
井上さんちで200頭以上の牛さんに出会ったということですね~。
(ちなみに、たくさん写真がある子もいれば、全くない子もいたりでバラつきがすごいです…!
どうしても目立つ子ばっかり撮ってしまうんですよね~。。)




今井上牧場にいる牛たちの中でも、
小さい頃から今までの成長ぶりを追える子が増えてきました~。



昨年、2016年の5月。
放牧開始前。
まだあどけない感じがあります^^


こっちは2016年8月。



そして去年の12月。
悲しいことに今はもういない先輩牛くんと一緒に写っているものです。
今年は出番がきてしまったね~^^;




というわけで、この写真に写る3頭はみんなもう世界にはいません。
私たちの血肉になって、私たちの命を今日まで生かしてくれています。



ちなみに1505のお母さんは、1309ばん。
今も現役で井上牧場で働いてくれています!




これは、番号1番違いの1506ばんと並んでいる写真↓。
今年の4月。放牧前で、牛舎内で雪解けを待っているところです。





1506ばんは2015年4月7日生まれ、
1505ばんとはたった6日違い。
生まれたときからずっと一緒に過ごしてきた2頭です。



これ↓はちょうど昨年11月の写真です^^
一緒に写っているのは1517ばんの男の子ガンジー。
まだまだ体つきが小さいですね~。




1年経ったら顔も体もめちゃくちゃでかくなってました…。
(ガンジーちゃんは大きくなるにつれどんどんブスに…笑)




そんなこんなで、彼にも「出荷」の日が訪れます。
いつも通り、お迎えのトラックが来る前日には1頭だけ放牧場から牛舎付近へ連れてきていました。
この日から、いつもの仲間たちとはお別れです。



お迎えのトラックは何時にくるかハッキリはわからないので
私は毎度、
前日には一応挨拶(…?)を済ませます。



次の日牧場へ顔をだしたとき、
もういなくても悲しいけれど、少しホッとします。
最後の見送りの場面に遭遇するとより悲しくなってしまうので、
トラックに乗っていくところを見送りするのが苦手だからです^^;
ずるいな~。



でも、
この1505ばんの出発の日はなんとお迎えのタイミングに遭遇しまして、、、。
久しぶりに牛くんのお見送りをしました~。



大きな顔に「もくし」といわれるロープをつけて、
トラックに乗り込むよう引っ張ったり、押したりして誘導します。




サンクスビーフとなる牛くんの中には、
あまり抵抗することなくすんなりとトラックに乗り込む子も結構いるそうですが、
1505ばんはやっぱり行きたくなかったみたい。
そりゃそうか~





踏ん張って耐えながらも、
しょうがないので乗っていきました~。




別牧場からきた先客さんと乗り合わせです。
こちらは引退するお母さん牛さんのようでした、
行先は同じ屠畜場です。



こうして彼は井上牧場を出発しまして、
今はお肉として帰ってきています。


10月以降から11月現在に
札幌のBeggars Harlemさん、
草加のOsteria Braさんで登場しているのは彼のお肉でしたので、
もう食べている方もいらっしゃることでしょう~^^




普段は何気なく食事している方もいるかもしれません。
でも、その食事がここに来た背景に少し想いをよせてみると
いつもの食事、ただの食事が
すごく大切に、
美味しく感じられますよ~^^


サンクスビーフを通して、
そんな素敵な食事の時間を過ごしてもらえたら嬉しいです!



2017年11月2日木曜日

日本・北海道の農業を学ぶべく遠い国からお客様がきてくださいました!


今年はハロウィンさぼってしまいました…
11/2の本日も牧草ラップロールはピヨちゃんのままです
^^;


本格的な冬になる前に新しいラップになっているといいな…!

さて、そんな何もしなかったハロウィンの10/31は、
井上牧場に一台のバスが来ていました。



JICA筑波さんの実施する中南米生活改善研修に参加する研修生のみなさまです。




正確には「生活改善アプローチを通じた持続的農村開発コース」、
中南米各国の行政職員の方々が参加されているそう。
JICA筑波内で行われている全部で5週間ほどの研修の内、
1週間は北海道内の各地を現地視察されているとのこと。



ご縁あって、その研修先の1つとして井上牧場まで来て頂けることとなりました。


コロンビアにボリビア、ドミニカ、パナマ、プエルトリコ、コスタリカにグアテマラ…
などなど、
本当に遠いところから、北海道のこんな僻地まで。



写真では伝わりにくいのですが、
この日、井上牧場付近はとても冷え込みまして…。
現地人の私ですらとても寒かったです。


コーヒー栽培できるほど暖かいところで暮らす皆様ですから、
北海道・道北の寒さにさぞ驚いてくれたことと思います。
みなさん完璧な防寒着でよかったです!


(学がなさすぎてこのあたりの国名を聞いて思いつくのがコーヒー…猛省です…。)


しかし天気の都合で足元が悪かったのはごめんなさいね…。


そんな寒空の下、悪路にも関わらず、
代表ヒデさんの話をとても熱心に聞いてくださり、
牛たちや牛舎を眺めながら
餌のことや飼育方法のことなど、
たくさんの質問をしてくださいました。


しかしなんと言語はすべてスペイン語です。
英語すらまともに話せない井上牧場の人々なのに、
ましてスペイン語とは…!
しかしもちろん通訳さんが一緒ですし、
研修を運営する方々もスペイン語を操っています…。
こちらは日本語だけでもちろん大丈夫なのですが^^;


「生活改善アプローチを通じた持続的農村開発コース」について、
JICAのサイトでは下記のように説明されています。


〝 JICA筑波では、戦後日本に導入された生活改善普及事業の政策・制度面、
生活改善活動の考え方や手法を学び、各国の農村開発に活かすことを目的として、

2005年から生活改善研修を実施してきており、帰国研修員総数は2015年度現在295名に上ります。”
※引用元:日本の戦後の「生活改善」を世界へ|独立行政法人国際協力機構



それから、自ら考えて能動的に農業をする、自立した農業従事者を育てたいという狙いがあるそう。


井上牧場はもともと、明治に高知県から樺太へ開拓のため移住し、
戦後北海道に引き上げてきたという経緯があります。


ここでは、牛たちの飼育方法や牧場経営についてよりも、
「井上牧場」の思想や方向性、取り組みについてご質問頂いたのが印象深かったです。


都市部の会社員から実家の牧場へUターンした私(次女)たち夫婦のことなども興味をもって頂けました。
若い人、仕事をしたいと思う人が農村を離れ都市部に集中していくのは、世界共通の現象なんだなあと改めて実感しました。



農村地域や農の近くで暮らしをする人が減っているのは、
それよりも都市での暮らしが良いと「思う」人が多いから。
それは「都市が良い」のではなく、
そう見えている人が多いだけのことだと思っています。
もっともっと、こんな暮らしが身近で、魅力的に感じられるような牧場としての在り方、
それを伝えていくことが必要ですよね~。



そしてこの度、遠く離れた中南米という国の皆様とお話ができ、
改めて学の無さを反省…。
各国の場所は、歴史的背景、現在の状況などなど、
改めて調べてみるとまずは教科書に載っていたことばかり。
対して理解もせずにテスト対策のために丸暗記したけれどすっかり忘れてしまっていた単語や文章は、
今ならきちんと飲み込むことができそう。



そしてもちろん、
スペイン語の前に、最低限の「英会話」を全く勉強していないことも反省…。
英語なんてできなくても普段の生活は困らないし、
今後は翻訳のシステムが進んで、語学ができなくても全世界の人たちと話せるようになるはず。
でも、せっかくお会いした言語も文化も異なる人たちが、
どんなことを考えて、どんな問題を抱えているのか、
難しい言葉がわからないばっかりに、
問いかけることもできないし、
理解もできないこと、
自分たちの考えや文化を伝えきれないことが
すごくもったいなく、もどかしい。



もっとちゃんと学校で勉強すればよかった…
だから大人は子供に「勉強しなさい」と言うんですね…笑


ところで国際交流とはかけ離れていると思われがちな農山村、過疎地域ですが、
実は結構そんな機会があります^^
その秘密はご近所のおじさまたちが利用する「WWOOF」という仕組み。


WWOOF JAPAN サイト↓


私もこの1年半で実は結構たくさんの外国の方とお会いしていて、
連絡をとるお友達もいたりします。
ここに来られる方たちは、当たり前のようにいくつもの言語を習得していて本当にスゴイ…。
こちらは本当に日本語で精いっぱいなのに…。
海外旅行にほとんど興味のない私にとって、
日常生活で英語を使う機会がくるなんて思っていなかったのに…。



その辺の個人的な所感もまたいずれブログに綴りたいと思います!


というわけで国際交流したいと考えている方にも
農業、農山村での暮らしオススメですよ、ふふふ^^


研修生の皆様、この度はお越し頂きありがとうございました!
日本語のみでのブログで恐縮です…。
何か少しでも、参考にして頂けることがあったら幸いです。


Gracias!
Por favor vengan a jugar de nuevo!!

excite翻訳より…。


そしてかろうじて覚えたスペイン語は
「Delicioso」
「Papa」
この2つ…^^;