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2018年8月2日木曜日

暑くても貫く集団行動。そんな牛たちがなんだか微笑ましい。。


7月下旬、
それまで涼しい涼しいと思っていた北海道も、やっぱり猛暑となりました。

井上牧場のあります滝上町は、
北海道の真ん中より東側。
山に囲まれた盆地の地形なので、
夏は暑く冬は寒いのが特徴です。
夏には北海道でその日一番暑い場所、
冬には全国でその日一番寒い場所を記録することもあります。


というわけでここ数日も、
北海道で一番の気温をたたき出しています。。
あ、暑い…。
滝上、雪も結構降るしね…。
なんて厳しい環境なのでしょう。。


しかしそんな厳しい気候のこの場所は、
美味しい野菜が育つ環境だったりもするんですよ~。


facebookでも少し紹介したのですが、
こう暑いと牛さんたちにもかなり堪えます。
特に、スーパーハッチにおりますガンジーちゃんが、
熱中症のような状態に。。



気温が上がって2~3日、
なんだかぼーっと立ち尽くす時間が長く。。
これはかわいそうだね~ということで特別対応。


バスタオルをかけて上から水をかけて冷やしつつ、
獣医さんにみてもらって点滴。




ちなみに牛たちの点滴は大変、
「じっとしててね~」って言ってもじっとしていてくれないので、
ちょっと大きく動くと針が抜けてしまう…。
点滴をしている間の数十分~、
牧場の人間もその場を離れることができません。。。
暑いし。。


そんなガンジーちゃんでしたが、
みんなのお世話の甲斐あってやっと元気になってきた様子。
良かったね~^^
療養中、ということでここ数日は放し飼い(…??)状態になっているそうで、
先ほどは分娩房の草を元気そうに盗み食いしてました~。



もし牛の熱中症を感じたときは、
ただ水をかけるだけでなく、タオルをかけてから水をかけてあげるのがよいそうです。
そのままかけちゃうとどんどん水が流れてうまく冷えないそう。
首にアイスノンを巻いてあげたり、
ちびっこ牛のハッチの場合は地面の間にレンガを置いて高さを出してあげると空気が通って涼しいそうですよ~
(一般的に生まれてから2~3か月くらいまでの仔牛ちゃんはハッチという個別スペースで暮らすことが多いので、
熱がこもって暑くなりやすいのだそう~)
情報をくれた山下さん、ありがとうございました^^!


それから生の水よりも、6%以下の食塩水(生理食塩水というやつですね!)をあげるのがよいとのこと。



人間の熱中症の場合もだいたい同じよね、
首やワキなんかを中心に冷やして、
水よりもスポーツドリンクを飲む。
汗と一緒に必要な塩分が出てしまうから、摂取しなくちゃいけない~。


この近辺では特に同業者さんたちを中心に人気を集めております、
田村牧場の“福”シャチョーさんがかいている
たむら牧場のDairyDairy でも、近々熱中症で困った仔牛ちゃんがいたそうですが、
スポーツドリンクで対処してました!!
いつもすごく丁寧に牧場の日々を描写してくれているので、
牧場関係者さん、
牧場のこと詳しくのぞいてみたい方にぜひオススメですーー^^
(それからめちゃくちゃ写真がキレイ…!)

暑すぎる夏|たむら牧場のDairyDiary
http://tmrfarm.sakura.ne.jp/wordpress/?p=13739



※急に写真がキレイになりましたがこれはね、家畜写真家のAKAPPLE(あかっぷる) さんに撮ってもらったやつですふふふ。


ところで当牧場では放牧をしていますが、
サンクスビーフとなってもらうべく暮らしているオス牛くんと、
まだ出産をしていない若いメス牛ちゃんたちの一部は、
春に牛舎を出たら冬までそのままずーーっと外で過ごしています。


基本的に食べるものはずっと放牧場内の牧草。
(あと勝手に生えちゃう野草…届くヤツは敷地内にある木の葉っぱとか笹とかも…)
どんなに暑い日でもずっとお外。



そして彼らなんだかおもしろいなあと思うのが、
きちんと集団行動をとっているところ。
彼らが自由に動ける放牧場は3~4haほどもあるですが、
(実のところこの頭数に対しては広さが足りないのですが…)
いつもみんなで同じ場所にいます。
草を食べているときはみんなで食べているし、
なんとなく同じ方向に向かって移動しながら草を食べているし、
休むときはだいたいみんな休んでいます。



せっかく広いところで暮らしてるんだから
「自分の好きな時間に寝たり食べたりすりゃいいじゃん…。」
と思うのですが、
どうやそれは人間の感覚のようですね。
群れで行動する牛たちにとってはごく普通のことなのでしょう。
それでも、
「ほんとはお腹空いてるの我慢してるやついるんじゃないかなあ…」
とか、
「具合悪くて疲れてるのに移動の時間になって倒れちゃうやついないのかなあ…」
とか、
ついつい私目線で妄想してしまうのですが、
どうやらそこらへんはいらぬ心配の様子。。。


↓あっでもお昼寝タイムなのに草食べてるヤツもいるね!!笑


ちなみに、暑いにも関わらず、
放牧場の中で同じ場所にかたまっているのには、
虫を寄せ付けにくくする効果もあるそう。


まだ数か月ほどのお子さま牛ちゃんから、
出産を控えた2年ほどの若いメス牛ちゃん、
あと1か月ほどでお肉になってしまう30か月ほどのリーダーオス牛くんまで、
しかも白黒のホルスタイン、
茶色っぷりもさまざまのブラウンスイス、
オレンジだったりこげ茶だったりのガンジーと、
大きさから毛色まで個性的なメンバーで構成された牛群は、
なんだか見ていてほんわかします^^


ちびっことお兄ちゃん牛が仲良くしてる感じも、
見ているのすごく好き~。


人間都合で生まれ育つ「家畜」である彼らを、
ただただ自然に返すことはかえって「不自然」になってしまうのですが、
それでも、できる範囲で牛たちが自然体に暮らせる環境を用意すると、
私たちには、彼らのことがもっともっと幸せそうに見える。
それは何より、
私たちにとって価値があると思っております。


いつだって人間は自分勝手、
自分勝手の中でも多くのひとが「いいな」って思うもの、
選びたいものは、
キレイだったり、
気持ちのよいものだったりするんじゃないかしら。


だから食べたり飲んだりするお肉や乳製品は、
なんだか幸せそうに見える牛たちから頂くものだったらいいなあって、
自分勝手に考えているところ。


そしてやっと、
そんな「井上牧場のなんだか幸せそうに見える牛たち」から頂いた、
牛乳を加工・販売するまでにこぎつけました…。
とはいっても1パック5ℓと量が多すぎるのと、
受注生産が基本なので飲食店さんへの販売が主なのですが…^^;


2018年8月現在の今は札幌の BARISTARTCOFFEE さんにて、ガンジー牛乳。
(「ノンビリガンジー」と名付けてます!)
※お日にちによっては売り切れのことございますのでご注意を!



それから同じく札幌、PARCO地下2階にあります、
Dairy made みるく san では、
ブラウンスイス牛乳をそのままで、
(「ゴキゲンブラウン」と名付けています…!)
それからいろんなお母さん牛のお乳がミックスされてます
井上牧場産牛乳はソフトクリームになって、
(「ナイスブレンド」と名付けています…!)
味わってもらうことができます^^


Casochiさん(@wakuwakucasochi)がシェアした投稿 -


それとですね、
滝上町内の ホテル渓谷 さんでも、
朝食の牛乳で ナイスブレンド いれてくれています~^^
通常メニューでもドリンクメニューで登場している様子。
お立ち寄りの際はぜひ~♪


長くなってしまったので牛乳についてのお話はまた次回に…^^;!
(ちなみに牛乳はグラスフェッドオンリーじゃないですよ…!)

2018年4月30日月曜日

2018年4月、今年も井上牧場では放牧をはじめました^^




今年も井上牧場では牛たちの放牧をはじめました!
放牧場へ出かけていった牛たちは、
おのおの好きな場所をうろうろしたり





草を食べたり




座って休んでみたり。
なんとものんびりとしていて、
幸せそうに見えます!




井上牧場には総勢100数十頭の牛さんたちが暮らしておりますが、
その内、この日放牧場へと出かけていったのは
サンクスビーフとしてここを出ていく予定のオス牛くんと、
出産をしていないメス牛ちゃんたち。




なんだかハッピーな放牧スタートイベントですが、
実はこの作業、人手も必要だし、結構気を使います。



日本語で丁寧に段取りを説明することができない牛さんたちに、
今日は移動の日であることや、
牛舎から放牧場への移動ルート、
電気柵から出ないようにっていうルールなんかを伝えることはできません。
牛たちがパニックしたり興奮しすぎたり、
あるいは喜びすぎたりして好き勝手に走り回ると、
彼らが敷地の外に出ていってしまいます。
何百キロもある大きな体の牛さんを、
数十キロしかない人間がコントロールするのはとても困難なことなのです。




↑まずは牛舎から外の通路、待機場まで誘導します。
実は牛さんたち、外にでたらテンションがあがってしまうのか、
この時点で既に飛び跳ねたり走り回ったりしはじめます…。


↓この動画のように…。





そのため、
牛舎から直接放牧場に誘導せず、一度待機場まで出てもらって一呼吸。
また、全頭を一気に誘導することはしません。
数頭ずつ、何度かに分けて放牧場へと連れていきます。


それから、去年にも放牧場で過ごしたことのある牛さんの方が、
スムーズに移動してくれます。


↓このグループは駆け足しながらも上手に放牧場へ移動してくれました~^^






少しずつ、
放牧場がなんだか華やかに。
それぞれが個性的すぎる牛さんだらけなのもまた、
井上牧場の個性…。





この、放牧場への誘導の際に、
自分勝手すぎる牛さんがいると、
コースを外れて逃げ出したり、
電気柵をぶち壊してしまったりと、
結構な面倒が起こります。。。



↓動画31秒頃に向こうから走ってくる黒い牛さんは、
思ったとおり誘導したかった線に飛び込んでブチ切りました…。





その後もうまく放牧場まで進んでくれないので、
一旦スーパーハッチの運動場で待機させることに。





一呼吸おいてから、
ちょっと遅れてひろい放牧場へと出かけていきました~。


↓次の日にはもう、このとおり。
放牧場のなかを楽しそうにお散歩してました^^



放牧するときに事件が起こらないようにするポイントは、
「牛たちが電牧(電気牧柵)を知っているかどうか」にあります。


↓電牧はこの写真の手前にある線のこと。
触ると電気が流れます。



電牧に触ったことがある牛は、
電牧に触るとビリっときて嫌だったことを覚えていて、
ここを突っ切って脱走することはありません。
そのため、以前に放牧に出ていたことがある牛たちは放牧場に出ても結構安心なのです。



反対に、これを知らない牛たちは興奮にまかせて電牧に突っ込み、
牧場主や作業員たちによる必死の準備を台無しにします…。
牛たち逃げ放題状態になってしまう大惨事が起こります…。



だから、電牧でスペースを区切るときは、
「牛たちが電牧を知っている」こと、
つまり
「牛たちが電牧を触ったことがある」ことが重要。



牧場の人たちは、
初めて電牧のあるスペースに出る牛さんが、
既に電牧に触ったかどうか見張ります。



↓放牧開始の同じ日、スーパーハッチでも電牧柵で仕切る運動場を開放しました。



↑この彼女は初めて電牧に対面しています。
この後無事に電牧に鼻をつけて、ビリっときて驚いていました。
牛ちゃんにとってはかわいそうですが、
牧場の人たちにとっては大成功、安心です。
なのでその後はおとなしく、運動場の中で自由に過ごしています^^



来年以降、放牧のタイミングがあったときにも、
スムーズに出ていけるかもしれませんね~!




そんなわけで、今年も井上牧場でも放牧風景が見られるようになりました。
緑の上、木々の合間をのびのびと、
歩いたり走ったり食べたり座ったり眠ったりする姿を眺めていると、
すごく気持ちよいです。
牛さんたちとは話せないけど、
たぶん彼ら、彼女たちも気持ちいいと思う。
だってなんかそんな顔に見えるもの。
全部勝手な主観ですけどね…!



この後はお母さん牛たちも(全員じゃないけど…!)放牧を始めるそう。
おばちゃん牛たち、きっと喜ぶだろうな~。
楽しみ楽しみ!!


2017年10月1日日曜日

ガンジー母さんの出産!(心理テストもあるよ!)



なんだか朝晩ずいぶん冷え込むな~と思っていたら、もう10月ですね!
井上牧場のあります北海道滝上町でも、
9月29日に氷点下を記録しています。
と、こんな話をすると、
「北海道(特に道北)には住めない」
「冬は行きたくない」
なんて言われてしまうのですが大丈夫です。
人間住んでますからね~
牛さんたちもちゃんと越冬しますしね!





今年から始めていたお母さん牛たちの放牧は、
放牧地の草が足りなくなってきたので中断しまして、



お母さん牛たちの放牧地でオス牛くんたちや、
育成中の女の子牛ちゃんたちが過ごしていました~。


井上牧場では数十haの畑を使っておりますが、
車で移動した先で使う畑も多く、
牧場近くにあって放牧地として使えるのはせいぜい20haくらい。
現在使っているのも12haくらいです。


乳牛を飼育するには1頭あたり1haの牧草地(地域にもよりますが)が目安、
とも言われています。


そのため、
搾乳牛70頭ちょい、
仔牛~育成牛50頭くらい、
そこにサンクスビーフなる男の子牛10数頭が暮らす井上牧場では、
どうしても手狭になってしまうという実情があります。



近年、酪農・畜産業界では放牧という飼育方法が改めて注目されている動きはありますが、
なかなかすぐには切り替えることができない理由の1つに、
牧草地(放牧地・採草地)の規模も挙げられるようです。


それでも、緑の上でのびのびと暮らす牛たちを見るのがとても好きなので、
少しずつでも〝放牧”が再度広まってくれたらいいなあと願っております~。




そして先月9月、
放牧地ではないですが、
緑の上で出産したお母さん牛が1頭。




ここは育成&分娩用牛舎と、パーラーのあります搾乳牛用牛舎の間のスペースです。
草(…雑草?)が生えておりまして、
ちょっとした運動場?お散歩ブース?として活用しています。


予定日が過ぎてもなかなかお産してくれないので、
2週間くらい?ここで過ごしていました~。
そして無事、2週間くらい?予定日が過ぎてましたが無事に出産。
(ちなみにこの方は、冒頭のカレンダー10月のイラストのモデルです~。
ガンジーですよ~。)



なかなか産んでくれない彼女でしたが、
9/22夕方頃、無事に野外出産。
人間の世界でもいろんなお産方法を選べますし、
牛さんだって野外での出産があったっていいですよね~。


そしてその様子にちょうど立ち会うことができたので、
撮影した動画を1分半ほどにまとめてみました~。
仔牛ちゃんの前足が出てるのを見つけてから
15分~くらいの内の出来事です~。




途中で牧場作業員1年目のお手伝いが入ります。
どうでしょう、上手に介抱できてるんでしょうかコレ…。


でもその後も母子ともに元気そうなので、
よかった!ということにしましょう~。



そういえば、とある心理テストがあるのですがご存知でしょうか。
(いくつかパターンがあるようですが、
ここでは月曜から夜更かしという番組で紹介されていたものを使わせて頂きます^^)



「あなたは5匹の動物ととても長い旅をしています。


5匹の動物は
「ロバ」、
「ネコ」、
「オオカミ」、
「ウシ」、
「タヌキ」です。

仲良く旅をしていましたが、
旅の途中でさまざまなピンチに遭遇し、
その度、1匹ずつお別れをしなければならなくなります。


あなたならどの動物から別れますか?
その順番と、理由を考えてみてください。」






いいですか??
考えました???



カワイイから牛さん残します??
とても大きくなりますよ??笑



え~ご存知の方もいらっしゃるでしょうし、
何となくお察しの方もいるでしょうけれども、



それぞれの動物は別の物事を象徴しており、
手放す順番は
「本当に困ったときに捨てるもの」の順番。
「自分が何を一番大事にしているか」がわかる心理テストでした~。



それぞれの動物が象徴するのは、


ロバ…仕事
ネコ…恋人
オオカミ…プライド
タヌキ…友達



ではウシは何かといいますと、
この番組内では「お金」とされていました。
また別のパターンの場合は「食」だったりします。



※心理テストについてはこちらのサイトを参考にさせて頂きました~
https://matome.naver.jp/odai/2149005862379306401



何気なく、この選択肢たちから残したい動物を考えましたけれども、
牛さんがお金を象徴しているとは思わず。
でもよく考えたらそのとおり。


牛さんから頂くお乳やお肉は、
生きていこうとする人たち誰にとっても価値のあるもの。


牧場に生まれた私にとっては、
それはもうもちろん、
無事にいい大人になれたのは
まさしく、ダイレクトに、牛たちのおかげです。
井上牧場にはいませんが、
豚さんやら鶏さんやらもそう。
〝家畜”と呼ばれる動物たちはほんとに「スゴイ」んですよ~。




ちなみに私が最後まで残したのはネコです。
ネコくらいなら養えそうだし、
一人じゃ生きられなさそうだからです。
(一方私の夫はネコを最初に手放し、オオカミを最後まで残すと回答しました。
なんということでしょう…。)



2017年3月19日日曜日

いろんなお母さん牛からいろんな仔牛~。



ここ最近は日中の気温も高く、天気もよく、
道路が見えるほど雪解けが進んでます~





畑の方は、まだまだ真っ白ですが。
ようやく春がくるのはもちろん嬉しいですが、
いざ冬の終わり雪景色が終わってしまうのが
ちょっと寂しい気も…。




ドッグラン(徘徊)タイムを楽しむ
我が家のゴンタさん(年齢不詳・きっとジジイ)も、
ポカポカ陽気でいつもに増してご機嫌そうです~。



 
 
 
さて、本日は前回のベビーラッシュ報告に続き、
最近生まれた仔牛ちゃんと
そのお母さんを比べて見てみようかと、
思っております。
 
 
 
まずは昨日、
3/18に生まれたばかりのニューフェイスがこちらの仔牛ちゃん。
 

 
 
 
お母さんはこの牛さん、耳につける番号は「987」。
 
 
 

このお母さん牛は、
2008年の10月生まれなので、今年で9歳。
今現在、井上牧場では2番目の年長さんです!

6回目のお産でしたが、
お母さん牛も仔牛ちゃんも元気そうで何より^^!

 
 
 
 
987番は、この毛色から
「黒毛和牛?」と聞かれることがありますが、
ホルスタインのお母さんに、
ブラウンスイスの種をつけて生まれた牛さんです。
 
 
 
 
 
987番のように、
ホルスタイン×ブラウンスイスの1世代めの牛さんは、
全身黒い毛色の牛さんになるみたい。
 
 
井上牧場にはこの、
「黒毛和牛??」みたいな牛さんが結構います。
ついでにいうと、
2016年12月7日の記事で紹介した現役の双子ちゃんも、
同じくホルスタイン×ブラウンスイスの1世代。
 
 
※
 
 
 
 
 
 
ホームページでも簡単に紹介しておりますが、
井上牧場では10数年前までは
ホルスタインだけ飼育しておりました。



この987のように、
ホルスタインとブラウンスイスの交雑種に、
さらにブラウンスイスをかけて…
といった感じで「ブラウンスイス」
を増やしてきた経緯がございます。


 
 
 

そしたらいつの間にか牧場の牛さんたちは、
いろんな色、
いろんな顔、
いろんな体型、
いろんな性格の、
個性豊かな顔ぶれになっていたようす。




 
 

井上牧場で生まれる仔牛ちゃんを見ていて
個人的に面白いなあ、と思うのが、
その親子関係。 


 
「このお母さんからこの仔牛ちゃん!?」
とか。
「この牛さんとこの牛さん実は親子じゃん!」
とか。
 


例えば、3/4に生まれたこの仔牛ちゃんは、
 
 
 
お母さんはこの方↓、1449。
 
 
 
 
 
ずいぶん毛並みが違う印象です。
1449は、3世代前(ひいおばあちゃんにあたります!)が
ホルスタイン。
 
 
1449は
「おばあちゃんがホルスタインとブラウンスイスのハーフ」
ってことになります。
なので1449も、子の1641も、
ほとんどブラウンスイス。
登録上も、「ブラウンスイス」
 
 
 
1449のお母さん、
1260の写真もいれて並べてみるとこんな感じ。
交雑ブラウンスイス2世代の1260から、
より「ブラウンスイス」っぽくなっているみたい。
 
 
 
1641が大人になって、
どんな牛さんになるのか楽しみ^^!
 
 
 
 
 
 
一方、3/1生まれのこの仔牛ちゃんは、
こげ茶っぽい、少し変わった毛色です。
 
 
 
 
 
 
 
お母さんはこちら、1181のこの方。
この牛さん、ちょっと変わった毛色だなーと
いつも思ってたのですが、
仔牛ちゃんも似た毛色に。
 
 
 
 
 
 
 
1181は、2世代前、
おばあちゃんがホルスタイン。
血統をたどるとこんな感じ。
 
 
 
 
 
ブラウンスイスと言っても、
いろんな子がいるみたい~。
 
 
 
 
もちろんホルスタインもまだまいます。
3/8に生まれたこの子はもちろんホルスタイン!
 
 
 
 
 
 
お母さんは、先日facebookにて紹介したこの方、1263。
見てわかるとおり、生粋のホルスタイン。
 
 
 
 
 
 
 
では、最近のヒデさんのお気に入り、
3/1生まれのこの子、1623は何の種類でしょう~。
 
 
 
 
 
 
お母さんはこの方、1463のホルスタインでした~。
 
 
 
 
 
1623が赤いブチ模様なのは、
お父さん種が「赤ホル」と呼ばれる
赤毛のホルスタインだからだそうです。
 
 
 
 
そしてなんと、もう一世代上のお母さんが現役でした~!
1042のこの方。
そしてこの1042は、ホルスタイン×ブラウンスイスのハーフ。
やっぱり毛色が黒いです。
 
 
 
 
 
 
まとめるとこう。
 
 
 
 
 
井上さんちではこの交雑の仕方を
「ホル戻し」と呼んでいるようです。
(この方法、呼び方がどれくらいメジャーなのかは
これを書いている私次女は素人なのでわかりません…!)
 
 
 
ブラウンスイスは目が大きくてホリが深くて
顔がキレイなのが特徴と思っているので(私見ですよ!)、
この赤ホルちゃんがカワイイのも
おばあちゃんがブラウンのハーフだからかしら~…
と思ってます(私見ですよ!)。
 
 
 



そして井上牧場で忘れちゃいけない牛さんがもう一種類、
ガンジー種。
井上牧場には今月初めに、
2頭のガンジーちゃんが生まれています~。

 

3/2に生まれた1640のこの方と、







1642のこの方。





先に言いますと、この2頭は
「イトコ」にあたります。
お母さん同士が姉妹なのです。



だけど、同じガンジーのはずなのに色が全然違います。
といいますのも、
1642の方はお父さん牛が「黒毛和種」の種だから。



ガンジーらしい色の1640のお母さんは、
1185番を耳につけたこの方。



一見、冒頭で紹介した987のような、
ホルスタイン×ブラウンスイスの1世代に見えるかも。
でもやっぱりどこか間の抜けた顔をしているのは、
ガンジーちゃんだからでしょう。



 
 
もう1頭の仔牛ちゃん、黒毛の1642のお母さんは、
1440のこの方。
 
 
 


で、1185と1440姉妹の、
お母さん牛さんがこの方、1044。





今のところ、井上牧場のガンジーちゃんはみんな
このお母さんから生まれているようです。
まさにマザーオブガンジーちゃん。


ちなみに、血統をまとめてみるとこんな感じになります~。




マザーオブガンちゃんこと1044は、
ホルスタイン×ブラウンスイスのお母さんに、
ガンジーの種をつけて生まれたということ。


ガンジー種の見た目の特徴は、
畜産ZOO鑑のサイトによると、
"毛色は黄褐色の地に白斑(はくはん)があり、
多くは額に星があります。"
とされています。

※引用・参照:畜産ZOO鑑
http://zookan.lin.gr.jp/kototen/rakuno/r422_3.htm


なので、井上牧場でいえば1640はガンジーらしい見た目。
おでこに星(ハート型?)もありますね!


 
 
ガンジー2世代の1185や、1440は、
ガンジーらしい毛色とは言えませんが、
2世代だと必ずしもガンジー色にならない、
というわけでもない様子。
 
 
 
 
ちなみにこの1362は、1044の娘ちゃん。
2世代目ですがばっちりガンジー色をしています。
 
 
 
 
同じお母さんからでも、
いろんなタイプの仔牛ちゃんが
生まれてくるみたいです^^
 
 
 
なんだかややこしいこと書いてしまってたらスミマセン!
全員同じ顔に見えちゃってたらスミマセン!笑
 
 
 
「井上牧場にはいろんな牛が暮らしているよ!」
「牧場の牛さんたちは、
誰かと誰かが親子だったり、
兄弟姉妹だったり、
親戚だったりするよ!」
なんてことが伝われば幸いです~^^