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2017年2月7日火曜日

2月6日の朝の仕事@井上牧場

 
 
いつもなら布団から出ずに
新人作業員(夫)を見送る私次女ですが、
たまには早朝のお仕事風景も撮影しておかねばな~
と思いまして。
 
 
 
眠くて寒いですが頑張って起床しまして、
井上牧場の様子を見て参りました~。
 
 
 
 
時間はAM6時頃。
明るくなりはじめてはいますが、まだ日の出前です。
 
 
 
 
2月6日の朝は天気が良く、
気温は-18℃ほどでした~。
しばれる~。
 
 

ところで私のこの日の装備はコチラ。
北海道オホーツク方面などなど、
氷点下20℃超えの地方にお越しの方はご参考になればと思い、
ここで紹介してみます!
 
 


上半身はインナー2枚
(もちろんヒートテック&裏地付きのやつ)
スウェット1枚に、
モコモコのパーカーと、
ユニクロダウンと、
大きいモッズコート。

下半身はロングのインナーに、
パジャマ用スウェットに、
裏地付きのズボン。

靴下は3枚。
帽子。
ネックウォーマー。
手袋は2枚。



冷え性の私はこの装備で1時間弱、
写真を撮りながらうろうろできたと思います。
(まだ真の道民スタイルには不足しているのかもしれませんが…
どうでしょう。。)


あ~寒かった。。。





もちろんどんなにしばれても、
大人の牛さんたちは自分の毛皮1つです。

どいつもこいつもヒゲが凍っててかわいい~^^






なかには耳毛まで凍っちゃってる子もいます。





髪の毛(?)まで凍っちゃってる子もいます!




もちろん仔牛ちゃんのヒゲも凍っちゃってます。
何歳でもおヒゲが生えているのね~





そういえば近頃、北海道の豊頃町にある大津海岸に現れる
「ジュエリーアイス」なるものが美しすぎる!
という話題を目にしたのですが、


何やらジュエリーアイスみたいなものが
ハッチ前にコロコロと転がっているのです。


↓※前日、2月5日の日中に撮影したもの!



この、北海道の牧場に現れるジュエリーアイスの正体は
コレです。






仔牛ちゃんの水飲みバケツでした…!
(凍ってるから水飲めなくてかわいそう~…)
ハッチの1つずつに
水を入れるバケツを設置しているのですが、
冬になると凍ってしまうようです。

 
 
 

凍ったバケツをお湯につけて外側を溶かして、
放り投げられてできたのが牧場のジュエリーアイスです。




真冬のお仕事は1つ1つの作業に時間がかかって大変です!


さてさて、
毎朝まず始めるお仕事が牛舎内のお掃除。




井上牧場の場合は、
「ベッド」になっている1段高いスペースから、
ベッドより低くて通路になっているところにうんちを押し出します。


これは手作業で行います。
そして冬はうんちがしばれて凍ってしまったりするので、
かきだすのが大変そうです。





たくさんあるベッドのうんちを通路に落としたら、
「ジョブサン」なる機械でうんちを押し出していきます。


井上牧場ではこの作業をなんと
静子ばあちゃん(今年80)が
こなしてくれていたりします…!
(誰もが認めるスーパーばあちゃんですが、
頼りっぱなしで心配…!)





この通路が2つあるので、
2回繰り返します。
先に奥の通路を掃除して、
その後にエサ置き場に近い手前の通路を。
 




今現在、井上牧場のお母さん牛用牛舎では、
搾乳中の「A群」と「B群」、
「乾乳(つまりお乳絞りをしない時期の牛さん)」
という3グループが生活しています。





普段は仕切りで3グループを分けているのですが、
この除糞(お掃除)作業のときは仕切りを外して、
ジョブサンを牛舎内に入れなくてはいけません。





ジョブサンで除糞をしている間に
グループの違う牛さんたちが混ざったり、
仕切りを外している内に外に脱走しないように、
注意しながら除糞作業をします。




徐糞作業がだいたい終わる頃、
朝の搾乳が始まります。



牛舎の奥側にパーラーと呼ばれる
搾乳スペースがあるので、
まずはA群の牛さんたちには待合室のような場所に
移動してもらいます。



↑この奥に2つほどパーラーへ入る扉があります。
一番左奥に見える入り口は搾乳を終えた牛さんが
いつものフリースペースに戻るための通路です。
伝わるかしら。。



待合室ゾーン、
最初はちょっと狭そうですが、
搾乳が進んでいけば牛さんが減って広くなっていきます。




この「搾乳」も、
早く終わらせたいヤツ
最後の方がいいヤツとか、
好みには個「牛」差があるらしいのも面白いところ。
そのお話もいずれ紹介したいです!



除糞が終わるのを待っている牛さんの荒い鼻息が
ホカホカで白くなっています!




あっちの扉を閉めたり、
開けたり、
また閉めたり。


牛たちとの距離が近い作業です。
舐めたり、後ろをついて歩く牛もいます。
スキをみて脱走しようとするヤツもいます。
用心して取り組みましょう!





冬は、この大量のうんちもしばれて凍り付いてしまうので、
ジョブサンでもスムーズに押し出せないことがあります。


そのため、夏場よりゆっくり、
慎重に掃除しているように見えました!




集めたうんちもホカホカで、湯気が立っています。


たくさんうんちの写真を載っけてしまいすみません…!
でもすぐにしばれついて硬くなるので、
夏場のどろどろうんちより清潔感があります…!





うんち置き場に運びます。
この、カラスたちのいるあたりは
タイヤの跡がありますがぜんぶうんちです…!


しばれて凍っているのでうんちの上も車両が走れたり、
人が歩けたりしちゃいます。


夏ならうんちに埋もれて THE END …
サヨナラ長靴…
なんてことになります。




私次女はこのうんちの山を見ていると、
幼少時代に姉妹3人で牛舎周りで遊んでいて、


うんち置き場に足を踏み入れ埋もれていった三女あみちゃんを、
長女と必死に引っ張ったことを思い出します。


あのときは三女が本当に
うんちの中に沈んでしまうんじゃないかと
とても焦りました…


ただ片方の長靴は救出できずだった気
がします。

サヨナラ長靴です…。





真冬のうんちは汚い感じが少ないし、
ニオイもしないのはGOODです^^


そして、この除糞なるお掃除作業を、
夕方にも行います。
牛さんがたくさんいるほど
毎日たくさんのうんちが蓄積されますが、
畑の肥やしとなる「堆肥」として活用できるのも、
「牛飼い」という生き方が
循環型で、持続可能なライフスタイルと
言える理由の一つかなと思います。




そしてこの季節に写真を撮ると悩むのが、
バッテリーの持ちが悪いこと…。


気温が低すぎて、
充電がすぐに切れてしまうのです。




ちなみにスマホもすぐに電池切れになります。


私次女の使うiphone6sも、
この気温では大変動きが鈍く、
電池もすぐ切れます…。


そもそも素手で画面を触るのが嫌なので、
真冬は写真を撮るのが何かと億劫になりがち。

 



でも、寒くて辛いけど、
やっぱりこの季節にしか出会えない
キレイな世界があるんです。



うん、しばれる日はウツクシイ!
 



そしてAM7時頃、
ようやく日が昇ってきました。




北見富士も見えました~^^



牧場の朝の仕事はまだまだ続きますが、
もうバッテリーも切れたし、
私も寒すぎるのでこの日はここまで…!
(牧場作業中のみなさまごめんなさい)



真夏でも真冬でも、
休みなく牛たちのお世話をして
お乳を搾る牧場さんに感謝。
もちろん当然牛さんにも感謝。



自然の中で、
季節を感じながら過ごす牛飼いという生き方は
とっても豊かでステキなのです。




2017年1月23日月曜日

2017年1月23日、大雪が降りました…

 



北日本~西日本の日本海側で、
各地で大雪に見舞われている本日。
井上牧場のあります北海道の滝上町でも、
大雪となりました…。






天気予報により本日の大雪が予想されていたので、
ある程度心の準備はできていたとはいえ
朝からかなりの雪の量にビックリ。






どれくらいの雪かというと、
北海道暮らし数十年の静子ばあちゃんが
「こりゃ今年一番の雪だねえ」
と言うくらい。



どこを見ても真っ白です。





雪の日は、 
搾乳に、
飼料づくりに、
仔牛ちゃんのお世話などなどの毎日の仕事に加え、
雪かきに追われることになります。




そこで欠かせないのが、
スコップでもなく(必要だけど)、
ママさんダンプでもなく(必要だけど)、
手で押すタイプの除雪機でもなく、


でっかいショベルカー。





雪が積もってしまったときは、
北海道の酪農家にとってマストアイテムと言えるこの重機で、
降っては積もる雪を、ひたすらに除雪していきます。




あっと言う間に、そり遊びやお尻滑りに最適な

雪山の完成です。








そして大変申し訳ないことに、
牧場の人々が作業に追われるなか、
私次女の乗っていた車は道から外れ

雪に突っ込み…


見事にはまりました…
全く動けません…

 
こんなに簡単にはまるなんて・・・
なんて恥ずかしい…
 






だって…
大雪の中でね…
視界が真っ白でね…
道なのか雪なのかわからなくなってしまうんですよ…






もうどうしようもないので、
牧場内の除雪に大忙しのショベルさんに救出頂くことに…。




「実家の牧場が所持するショベルカーで雪にはまった車を引っ張る」。
その姿は正に百姓貴族。


 




ありがとうショベルさん…
近代の酪農家の設備に感謝…
(仕事を増やしてすみません…)
 

豪雪の日は外に出てはいけません。
車で出かけてはいけません。
ご注意ください。






↓下の写真は、
外で各々「ハッチ」なる小屋でひとりずつ過ごす仔牛ちゃんたち。




 


この柵の中にもどんどん雪が積もって、
ハッチから出られなくなってしまうので、
この雪かきがとても大変。
 
 
だいたい10頭分くらいあるハッチの雪かきで、
三女あみちゃんはとてもお疲れでした…!! 
 



 
 
さて、
牧場の人々が雪かきに追われ、
疲れ果てている一方で、
私次女の目に、

牛さんたちはとても元気に見えました。
 


 

 
 
 井上牧場の牛舎は、屋根はあるけれど
ほぼ吹きさらしの状態です。



吹雪いてきた雪がどんどんお食事の上にも、
 
 
 
 
 
 


牛さん自身にも、
歩く場所にも、
寝る場所にも、
どんどん積もります。




 
 

息も真っ白。
 


 
 

それでもいつもと変わらない様子で、
食べたり、
うろうろしたり、
寝たりしています。
 


こいつたち、本当にたくましいです。
 
 



ところで、
まだ小さいちびっこたちは
寒さに弱いので、
「ベコジャン」を着ているのですが、
 





左の男の子は
ベコジャンを着るのがニガテなのか、
下手なのか、
ほとんど脱げかかって動きにくそう…。
 
 
直してあげてもまたすぐこうなっちゃう…



寒いんだから頑張ってベコジャン着ててね~^^;





 
雪国の冬、雪国の牧場はとっても厳しいです。
でも、牛さんたちは元気。
 
 
牛たちは、作物が収穫できない冬でも、
飼料の蓄えがあればお乳を出してくれます。
これが、北海道で酪農が広まった理由の1つです。
 



 
本日は井上牧場での大雪の様子を紹介しました~!
明日はお天気だといいな~!!