先日代表ヒデさんのfacebookにて、コーンサイレージを食べている牛さんたちの写真がアップされていました!
ので、簡単にサイレージのことでも書いてみようかと。
とは言っても、私次女自信はサイレージの詳しいことなんてよく知らないので、
ネットで調べられて、嘘ではなさそうなことを紹介していきます!
【牛が食べるとうもろこしは〝デントコーン”】
まずは、牛さんたちが食べるコーン。
牛さんなどが食べるとうもろこしは、デントコーンと言われる飼料用のとうもろこし。
我々が普通に食べるとうもろこし(道民的には〝とうきび”!)はスイートコーンです。
デントコーンは我々人間が食べても全然美味しくないみたいです、私次女も食べようとしたことすらありません。
酪農が盛んな地域ではそこら中の畑でデントコーンが育ってます、見た感じは美味しいスイートコーンとほぼ同じ。
〝百姓貴族”では、デントコーンとスイートコーンはよく似ているけど見分け方がある、という話がありました。
でもマンガの中では見分け方は教えてくれていません。
きちんとした見分け方をきちんと教えてくれる情報、ネット上にはなかなか無くて、さきほど軽~く井上牧場にささっと聞いてみました。
私はずっとヒゲとかが赤いヤツかな、と思ってましたが違うようです…(たしかに絶対デントコーンなのに赤くないなーって思ったこと何度もあるし…)。
というわけで正式な見分け方教えてもらいましたが、百姓貴族でも教えてくれていないのでこのブログでは発表しません!!
でも、牧場周辺でたっくさんとうもろこし作っている畑があったら、デントコーンじゃないでしょうか!!(適当)
【“サイレージ”はいわば漬物!】
牛さんの飼料を作るのは、酪農家さんにとってかなり重要なお仕事の1つ。
そのままの牧草だったり、乾かした牧草だったり、配合飼料と言われるものだったりと飼料にもいろんな種類がありますが、その中の1つがサイレージというもの。
サイレージ、というのは牧草やらデントコーンを使って作る発酵飼料です、つまり〝漬物”とか呼ばれてます。
作り方の仕組みは漬物と同じで、サイレージにする牧草やらコーンを空気に触れないように密閉しておくことで発酵させて長期保存を可能にするのです。
冬場の食事に重宝です!
でも作るのには何かとコツがいるようで、材料の収穫時期とか、水分量を調節するとか、きちんと密封するとか、いろいろあるご様子。
カビが生えたり、ネズミとかキツネとかカラスとかにビニールなんかを破られたり侵入されちゃうのも困るみたい。
上手に作らないと、栄養分も味も悪くなってしまうみたい。そもそも病気になってしまうこともあるみたい。
牛さんの食事は牛乳にも肉質にも直結しますから、何かとテクニックが必要な作業だそうですよ~ふーん!
【サイロの種類】
サイレージはサイロで作ります。(…サイロで作ったものがサイレージ?)
サイレージの作り方や、サイロの種類は色々あります。その代表的なものをざっくり紹介してみたいと思います!
◆昔ながらのタワーサイロ
昔ながらの牧場風景にはかかせない、あの塔みたいな、レンガを積み上げて作ったみたいな建物がサイロ。
写真は先日紹介した、井上家が当初開拓して牧場をはじめたときのサイロ。
レンガ造りでおしゃれです!
このタイプ、今はサイレージ作りにはあんまり使われていないようです、建てるのも維持するのもコストがかかるからとか。
その割には量が少なかったり、質が悪いからなのかな??事故になりやすいからとか。
それから作業人数も結構必要になるようです。
そんな感じです!
◆よく見るあのロールもサイレージ!
こちらも酪農している地域でよく見る、ビニールでぐるぐる巻きにしたロールタイプ。
私はこれ、しばらく雨に濡れると困るからビニールで巻いているだけだと思っておりました~。
ビニールで密閉しているので中で発酵するんだそうですよ~へ~!
積んで、運びます!大変!
ヒデさんのデントコーンサイレージはここでつくります!
コンクリート製で、作業しやすそうだし、サイレージもたくさん作れそうなサイロです。
カットしたデントコーンをサイロに並べてぎゅうぎゅうに押して、ビニールをかけて、タイヤをのせて作ります、…たぶん!
写真は昨年(2014年)にグラスサイレージ、つまり牧草サイレージを作っているときの写真。
バンカーサイロ、コンクリートで走りやすいのでおにごっこにもぴったり。でも転ぶと流血。
ローラーブレード練習するのも最適。
なのに、飼料埋め尽くされてしまうと遊べなくなってしまう…残念。
でもタイヤに上って遊んだりもできました!
そう言えばあれはサイレージを作っていたんですね~
◆ビニールシートがあればできる!スタックサイロ
(自前の写真がないので…写真は省略!すみません!)
グランドサイロ、とも呼ばれるようです。
平坦な場所にビニールシートを敷いて、その上に材料をのせて、またビニールシートをかぶせる。
そしてタイヤとかで重し&密封。
たしかに、そんな感じの見たことあるかも。
酪農やっている地域の畑とかでビニールシートにタイヤがのってるゾーンがあったら…だいたいサイレージなのかもしれません。
本日はこんなところかな!
以上、酪農家さんの大事なお仕事の1つ、サイレージ作りについてでした~