2015年11月30日月曜日

もうすぐ12月!年越し準備でカレンダーを作ってみました!

 
 
11月も末、北海道では既に各地で積雪しておりますようで。
井上牧場もすっかりこんな様子だそうで。
 

もう春まで雪は溶けなそうですね~、つまり根雪になってしまいましたね~^^;


ところで、雪国だと冬の季節は雪かきに追われることが一般的。
でも私次女は牧場生まれだからでしょうか、甘やかされて育ったからでしょうか、自分の家で雪かきしたことがありません。



雪の量が少ないからではありません、このあたりは当然、結構降ります。ときには窓から外が見えないくらいの高さまで積もってしまうこともあります。





たぶん毎回、大人のみなさまたちがトラクター的な乗り物で、除雪車のごとく、除雪してくれていたからでしょう。


初めてきちんと雪かきしたのは、2年前まで住んでいた盛岡でのことだと思います。
盛岡は比較的積雪が少ない地域ですが、それでも大変でした。寒いし…湿気が多い雪だととっても重いし…


※↑上の写真は、脱走中の牛さんの写真です。勝手にうろうろしていたそうです!



でも、トラクター的な乗り物だから雪かきするのも楽ちん!というわけでもないでしょう。いかんせん雪が多いし雪かきする場所も多いし…。
雪かきしないと仕事にならないので、時間も手間もかかってしまいますからねー。
やっぱり雪国の暮らしは大変なことが多いかもしれません。



というわけで、冬の積雪で私が思い出すのは、雪かきではなく、除雪した雪を集めて作ってくれた雪山をそりで滑ったり、肥料袋ですべったり、かまくらにしたりする雪国の子供らしい遊びです。






盛岡に住んでいた当時、雪かきしたことないよーと隣に住んでいたおばあちゃんに言ったら、「北海道出身なのに!?」と驚かれました。
そのときはじめて、「たしかに北海道育ちなのに雪かきしたことない私ってお嬢なのかも…」と思いました。




「雪国育ちなのに雪かきしたことない」という、セレブ(…?)エピソードを思い出したので発表してみただけです。



井上家のみなさま、私を雪かきしたことないお嬢に育ててくれてありがとう!


 
↑こちらは最近井上牧場に放浪してきた黒猫ちゃん。真っ黒猫は井上牧場では新柄!この時期に引っ越しとは…。きっと井上牧場で越冬でしょうね!

 
 
 
ところで、冒頭の写真は私が気に入っているフォトアルバムサービス「TOLOT」で発注してみたフォトカレンダーの1月です。
 


フォトアルバムだけだと思っていたら、カレンダーも作れるようになっていました!
 
 
早速、試しに2015年の写真をあさって適当にチョイスして発注。5日くらいで届きました~はやーい!
 
 
これでちょっとだけ2016年が楽しみになりました。
 
 
 
1冊¥500で配送代込みなのもお気に入りです!
フォトアルバムは最大62枚写真を選べます~おすすめです~
 
 

 
 
来年はもっとちゃんと季節らしい写真を撮っておこう…!



 
※↑ついついソーちゃんの写真を使いたくなってしまいます…!



本日はひとまずこの辺で!





2015年11月18日水曜日

2015年は放牧おしまい!今年の牛さん動画公開中!


 
北海道の井上牧場周辺はすっかり冬の様子。
今年の放牧は11月14日で終了したそう。
春がくるまで牛くんたちは牛舎で過ごします。
 
 
 
放牧の風景には見た目にもとっても素敵だし、きっと牛くんたちも楽しい&うれしいはずだから、また来年の放牧時期がくるのが楽しみです!
 
 
 
9月に私次女が井上牧場に里帰りしたとき、放牧中の牛くんたちを動画撮影していました。
今さらですが、軽快な音楽をつけて適当に短くまとめてみました~
 
 

 
 

 
http://inouemilkfarm.blogspot.jp/2015/09/blog-post_30.html
 
 
 

季節が変わって今とは風景がかなり違いますが、牛くんたちの自由奔放で元気"そう"な姿が伝わればいいなーと思います!
最後にみんなで集合する感じもキュートです。
でもダッシュされると恐怖です。

 
 
 
 
広い放牧場で好き勝手に草を食んで暮らすのと、
雨や風から守られるけれど、放牧場よりはよっぽど狭い牛舎で過ごすのと。
私感覚も含め、多くの人の感覚では前者の方が幸せそうに思えるでしょうけれど、牛たちにとっては実際のところどうでしょう?
 
 
 
 
井上牧場ではいまのところ、放牧しているのは男の子牛たちだけなので、いずれは女の子牛たちも放牧しれくれたらいいなーと思ってますが。
移動範囲が狭くて、食べて寝るだけでダラダラ過ごせる牛舎も、なかなか居心地いいなあとか思う牛さんもいるかもしれない…!
 
 
 
 
まあいずれにしろ、人間と同じで、ある程度は体を動かして運動した方が健康には暮らせそうですから、やっぱりできるだけ広い場所を自由に動き回れた方が心も体も元気で過ごせるっていうのは言えそう。
(私次女は最近、完全に運動不足な毎日を送っているので健康には不安しかありません。体力大事!)
 
 
 
 
人の意志で生まれて、飼育される家畜たちは、本当はとっても不自然な命だろうなあと思います。
だとしたら、お肉やお乳を頂くその代わりになんて到底及ばないでしょうが、生まれてきてくれた牛さんたちには、「できるだけ」幸せな一生を過ごせるよう、努力できたらいいいのかなーと思ってます~。
以上は私次女の個人的な感覚です!
 
 
 
 
今年の冬も無事越せますように~!がんばれ井上牧場のみんな!
 
 
 
 

2015年11月11日水曜日

ついに真っ白な世界が!!!




つい最近、マイナス気温の雰囲気を紹介したとことですが、本日はしっかり雪が積もってしまったようなのでそのご様子を紹介します!


井上牧場周辺、午前中はみての通りのお天気だったそう。ついに真っ白になってしまいましたね~。
紋別市の天気予報は、今夜は雨になっておりますがどんな感じかな?雨って雪より断然寒く感じるから嫌ですね~、濡れるしね!





この雪にはお隣の忠犬コロちゃんもトホホなお困り顔。



 
 
 
牛くんたち…草食べれてるかしら…
取り急ぎ、本日の井上牧場の様子をご報告でした!!!
 

 

2015年11月9日月曜日

ついにマイナスの世界が!

 
 
11月って季節で言うと秋かな?冬かな?

何月から冬か、っていうのは住んでいる地域やらその人の主観やらで違うでしょうね~。
 
 
ちなみに、日本の気象庁では9月~11月が"秋"として公式に定めているようです。
 
 
しかし、上↑の写真は2015/11/8の朝の様子です。
というわけで11月は…北国では冬ですね…。
道産子の私次女的にも11月は冬です。北海道はとにかく秋が短い印象があります。
 
 
 
夏が終わったらいきなり寒くなって、気づいたら雪が降り始めてる…そんな感じです!
 
 
 
気温は「-6℃だったのは見た」ということですから、さらに朝方はもーっと冷えていたかもしれません。
マイナス気温2桁台になるのも近そうですね~
 
 


軽トラさんは既にこの通り。しばれちゃってますね!
残念ながらすぐには走りだせませんね…前見えない…。


でも雪が降ってないから空気がシャキっとしてそうだ~。どうかなー?


マイナス気温でも牛くんたちは放牧地で各々草を食べているようです。写真で見た感じは元気そうです!さすが!


とか言う私も、ココに住んでいた中学生時代は真冬でも素足にジャージ(もしくはスカート)で足真っ赤にしながら通学していた記憶があります。たぶん当時はルーズソックスもしくは紺の靴下が流行していたからでしょう。
中学校は滝上町内なので(井上牧場からは7~8㎞)通学の基本はバスですが、バス停まで歩いたり、学校帰りに町中まで歩いてみたりすることもあります。
今思えば気合い入ってますよね~北海道道北地方の中学生!
マイナス気温の世界をジャージ1枚・もしくは素足に靴下で過ごすなんて二度とできません…!想像するだけで恐怖、そして反省…。


今まさに現地で暮らす中高生は防寒対策バッチリなことを祈ります!


これからどんどん気温が下がっていくんだろうな~、北海道の長い冬との闘いが始まりますね!牧場のみなさん頑張って!!


2015年11月6日金曜日

サイロで作る漬物…それが"サイレージ"!


先日代表ヒデさんのfacebookにて、コーンサイレージを食べている牛さんたちの写真がアップされていました!



ので、簡単にサイレージのことでも書いてみようかと。
とは言っても、私次女自信はサイレージの詳しいことなんてよく知らないので、
ネットで調べられて、嘘ではなさそうなことを紹介していきます!





【牛が食べるとうもろこしは〝デントコーン”】



まずは、牛さんたちが食べるコーン。
牛さんなどが食べるとうもろこしは、デントコーンと言われる飼料用のとうもろこし。
我々が普通に食べるとうもろこし(道民的には〝とうきび”!)はスイートコーンです。


デントコーンは我々人間が食べても全然美味しくないみたいです、私次女も食べようとしたことすらありません。


酪農が盛んな地域ではそこら中の畑でデントコーンが育ってます、見た感じは美味しいスイートコーンとほぼ同じ。



〝百姓貴族”では、デントコーンとスイートコーンはよく似ているけど見分け方がある、という話がありました。
でもマンガの中では見分け方は教えてくれていません。


きちんとした見分け方をきちんと教えてくれる情報、ネット上にはなかなか無くて、さきほど軽~く井上牧場にささっと聞いてみました。



私はずっとヒゲとかが赤いヤツかな、と思ってましたが違うようです…(たしかに絶対デントコーンなのに赤くないなーって思ったこと何度もあるし…)。


というわけで正式な見分け方教えてもらいましたが、百姓貴族でも教えてくれていないのでこのブログでは発表しません!!



でも、牧場周辺でたっくさんとうもろこし作っている畑があったら、デントコーンじゃないでしょうか!!(適当)



【“サイレージ”はいわば漬物!】




牛さんの飼料を作るのは、酪農家さんにとってかなり重要なお仕事の1つ。


そのままの牧草だったり、乾かした牧草だったり、配合飼料と言われるものだったりと飼料にもいろんな種類がありますが、その中の1つがサイレージというもの。



サイレージ、というのは牧草やらデントコーンを使って作る発酵飼料です、つまり〝漬物”とか呼ばれてます。
作り方の仕組みは漬物と同じで、サイレージにする牧草やらコーンを空気に触れないように密閉しておくことで発酵させて長期保存を可能にするのです。
冬場の食事に重宝です!



でも作るのには何かとコツがいるようで、材料の収穫時期とか、水分量を調節するとか、きちんと密封するとか、いろいろあるご様子。
カビが生えたり、ネズミとかキツネとかカラスとか
にビニールなんかを破られたり侵入されちゃうのも困るみたい。
上手に作らないと、栄養分も味も悪くなってしまうみたい。そもそも病気になってしまうこともあるみたい。




牛さんの食事は牛乳にも肉質にも直結しますから、何かとテクニックが必要な作業だそうですよ~ふーん!



【サイロの種類】
サイレージはサイロで作ります。(…サイロで作ったものがサイレージ?)

サイレージの作り方や、サイロの種類は色々あります。その代表的なものをざっくり紹介してみたいと思います!


◆昔ながらのタワーサイロ



昔ながらの牧場風景にはかかせない、あの塔みたいな、レンガを積み上げて作ったみたいな建物がサイロ。


写真は先日紹介した、井上家が当初開拓して牧場をはじめたときのサイロ。
レンガ造りでおしゃれです!

このタイプ、今はサイレージ作りにはあんまり使われていないようです、建てるのも維持するのもコストがかかるからとか。
その割には量が少なかったり、質が悪いからなのかな??事故になりやすいからとか。
それから作業人数も結構必要になるようです。
そんな感じです!



◆よく見るあのロールもサイレージ!



こちらも酪農している地域でよく見る、ビニールでぐるぐる巻きにしたロールタイプ。
私はこれ、しばらく雨に濡れると困るからビニールで巻いているだけだと思っておりました~。

ビニールで密閉しているので中で発酵するんだそうですよ~へ~!



 
こんな感じで、ロールにした牧草をビニールでじゃんじゃか巻いて、



 
積んで、運びます!大変!




 
◆バンカーサイロ





ヒデさんのデントコーンサイレージはここでつくります!
コンクリート製で、作業しやすそうだし、サイレージもたくさん作れそうなサイロです。




カットしたデントコーンをサイロに並べてぎゅうぎゅうに押して、ビニールをかけて、タイヤをのせて作ります、…たぶん!




写真は昨年(2014年)にグラスサイレージ、つまり牧草サイレージを作っているときの写真。



バンカーサイロ、コンクリートで走りやすいのでおにごっこにもぴったり。でも転ぶと流血。
ローラーブレード練習するのも最適。
なのに、飼料埋め尽くされてしまうと遊べなくなってしまう…残念。
でもタイヤに上って遊んだりもできました!
そう言えばあれはサイレージを作っていたんですね



◆ビニールシートがあればできる!スタックサイロ


(自前の写真がないので…写真は省略!すみません!)


グランドサイロ、とも呼ばれるようです。
平坦な場所にビニールシートを敷いて、その上に材料をのせて、またビニールシートをかぶせる。
そしてタイヤとかで重し&密封。


たしかに、そんな感じの見たことあるかも。
酪農やっている地域の畑とかでビニールシートにタイヤがのってるゾーンがあったら…だいたいサイレージなのかもしれません。




本日はこんなところかな!
以上、
酪農家さんの大事なお仕事の1つ、サイレージ作りについてでした~