4月も1/3が終わりまして。
私次女夫婦も滝上町滝下に引っ越して10日ほど経ったところです。
今日4/11は少し雪も降りましたが、ここ最近はだいたい天気がよく、室内にいると春気分になってしまいます。
フキノトウ、つくし、フクジュソウなどなど、草花も季節を感じる顔ぶれです。
でも見た目の天気以上に空気は冷えていて、風が強いと余計に寒いです。
気温も10度以下が基本。
それなのについつい春の気分で外出してしまうので、寒くて辛い思いをしているここ数日です。。
そして井上牧場は、ここ最近牛さんの出産が続いているようです。
ベビーラッシュな時期なのでしょうか。
ちょうど今日の午前中、仔牛が産まれそうだとのことで、私も牛舎をのぞいてきました。
お母さん牛は横になっていて、もう仔牛の前足が出てきているところです。
牛の出産というと、仔牛の足にロープをくくりつけて皆で引っ張るシーンを思いつきますが、
いつもいつもそうやって助けるわけではないそうで。
まあたしかに、本来は人の助けがなくても出産できるはずですものね。
夜中などで人間が誰も出産のタイミングに立ち会えないときは、朝になると自然に仔牛が産まれているというときもしばしば。
このお母さん牛は助けてほしそうに牧場の人々を見つめたりしますが、手助けはしませんでした。
その代わりに、
「がんばれー!」とか言って声をかけます。
すると、それがちゃんと聞こえているようで、がんばってくれます。
あるいは、牛がいきむように
「んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
とかって言ってあげると、
同じように、
「んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
と力を入れて頑張ってくれるんだそうです。
そんな感じでお母さん牛を見守って、声をかけたり応援している内に、無事に誕生!
(顔がだいたい出てきたところで、前足を少し引っ張ってあげていましたが!)
お母さん牛も仔牛も元気で何より!
私自身は、仔牛が産まれる瞬間に立ち会うのは十数年ぶりかもしれません~。
母さん牛、よく頑張ったね、エライ!!
仔牛が出てきてくれたところで、お母さん牛もすぐに立ち上がって顔や体をなめてあげたりしています。
産まれた仔牛はメスで、茶色みの強い経路。
お母さん牛はホルスタインとブラウンスイスが50%ずつで、
種付けしたお父さん牛は赤毛のホルスタインだからだそう。
女の子牛なので、いずれは井上牧場でお乳を出してくれるお母さん牛としてデビューしてくれるのかなあと思います。
仔牛ちゃんはこの後別の部屋に移ってもらったので、お母さん牛はかなりさみしそうでした。
出産したお母さん牛は、数日後には搾乳が始まって、牛乳を頂くことができます。
仔牛ちゃんは”ハッチ"に移って、体調を崩さないように大切に育てられることでしょう。
こんなことを繰り返しながら、牛乳や乳製品が消費者さまのところへ届けられ、牧場や関連企業さんは生計を立てることができる、というわけなのですね。
夕方にはこのとおり、すっかり仔牛らしい姿になっておりました。
とっても元気にしているようです。
お母さん牛も仔牛ちゃんも元気で何より。
引き続き健康に、すくすくと成長してくれますように!!