2016年2月10日水曜日

仔牛が、「ダメ」 になってしまうこともあります。



写真は昨日の井上牧場付近の様子です~
もやがかかっているところを撮影してくれました、
もや見えますでしょうか。




さて、先日紹介しました1375号のお肉が、
井上牧場に戻っているようです。

http://inouemilkfarm.blogspot.jp/2016/01/blog-post_19.html








まだ販売可能な部位もあるようですので、
(具体的な部位や量は未定・・・。。)
希望される方は、

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にメール頂いても、
ヒデさんに伝言致します^^!




必ずしもご希望にお応えできないこともあると思われますので、
ご了承くださいませ~^^;


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ところで昨日、井上牧場で仔牛のお世話を主に担当している三女あみちゃんと電話をしたときのお話。


彼女は昨日、雄の仔牛が一頭「ダメになることになった」んだといって悲しんでいました。



その雄の仔牛くんは、井上牧場で育てて、サンクスビーフとしてお肉を頂く予定だった牛くん。



この、
ダメになる。
というのは、


もうダメになった、
というか、
ダメにする。
ということ。


つまり、
安楽死させる。


もっと言えば、
殺す、
ということです。




数日前までは元気に走り回っていて、
よくなついてかわいい仔牛だったそうですが、
ここ何日かで調子を悪くしてしまったようで。
獣医さんに診てもらったところ、
もう「ダメ」にしたほうがいい、

と判断されたそうです。



あみちゃんは、
ダメになってしまうほど調子を悪くする前に、
「もっとちゃんと様子みていれば…」
とも言っておりました。



病気やケガで調子が悪くなってしまう牛は、
長く飼育するほど費用がかかってしまいます。
まして、多くの酪農家では雄牛を長く置いておくことで、得はありません。



私たち次女夫婦にとっては牛飼いの参考書(……)である
百姓貴族の1巻では、
生まれてから一度も立ち上がることができない仔牛を「処分」することになって、
迎えにきた処理場に行くトラックにのせるという話が描かれています。
死んだ牛も、生きている牛も、同じ荷台で運んでいくのだそうです。


そもそも生きているのに死んだ牛と一緒に運ばれるのがかわいそうですし、
そのトラックは屋根がないので今の季節は寒いので、
今回の牛くんの場合は先に安楽死させてから運んでくれたらいいね、と、
あみちゃんと母さとみさんは相談していたようです。



本日引き取りにくる予定と言っていましたが、
やっぱり旅立っていったでしょうか。




私たち人間が作り出した今の社会で、
牛たちの人生は大変厳しいですね。




畜産農家ではいつだって、
命が生まれたり、
終わったりしています。

人の都合、意志で決められているものばかりだったりします。




あっ、こんなかわいそうな話を書くと、
牛肉を食べる気分じゃなくなってしまう方がいるでしょうか。
井上牧場の精肉販売の営業妨害でしょうか…笑




それでも、昨日の出来事なので、今日書くこととしました。
嘘ではなく、本当のことですので。



では、そんな井上牧場のお肉を頂きたい方はどうぞご連絡くださいませ!^^