2018年2月12日月曜日

井上牧場とCasochiの関係について


まだまだ真っ白な北海道滝上町です。
ここは国道273号線から井上牧場へ向かう道。


小学校、中学校へ向かう通学路でもあります。


一面真っ白の畑は、
誰の足跡もなくめちゃくちゃきれいです~。


足跡つけたいなあと思うところですが、
雪深すぎて長靴でも雪入ってきてツライのでできません…。
かんじきとかスノーシューとかないと無理です…。
(あれば余裕で雪の上ウォーク楽しめます!!
しかし個人的には年中通してインドアなのでよっぽどじゃないとしません…笑)




冬になって雪が降るたびに除雪車がとおりまして、
そのたびに道路の脇にどんどん雪が押されていくんです。
そうすると、道路脇がすごい高さになっていきます。



小学生の頃はこの上を歩いて帰るのが好きで、
そうすると片道15分くらいの帰り道が
へいきで1時間くらいかかってしまうという。。。
(そして靴に雪が入り最終的にとても寒くて冷たくて辛いです。)


道産子キッズのあるあるネタでしょうね~^^;!


そしてこんな過疎地な場所にある
井上牧場で生まれ育ちました私たち、
三女(平成生まれ)と次女で
2016年の12月に
「Casochi」という合同会社をたちあげております。
読み方はカソチです。
“過疎地”のカソチです…笑。
ちなみに代表は三女です。
長女もいろいろ手伝ってくれてます!




先日、ありがたいことに北海道新聞さんに
「Casochi」の取材を頂き、記事を掲載頂きまして、
多くの方から声をかけて頂きました…!




まだこの会社、立ち上げたばかりなのと、
稼働している本人たちがのんびりしているので、
熱いパッションもカッコイイ実績もないのですが。。
「いい記事だったよ~」
と声をかけて頂き、大変感謝しています^^



「Casochiって何する会社なの?」
「次女って毎日何しているの?」
と、
とてもよく聞かれます。
これ、すごく難しい質問です笑




あえて答えるとしたら、
ロゴマークやパンフレット、チラシ、名刺、パッケージなどのデザインと、
ウェブサイトの制作や管理運営、
ここら辺にある素材、人材を活用したハンドメイド品の制作、販売。
といったところでしょうか。
のんびりですが、
「ヒマだな~」と思うヒマはない程度の、
お声かけを頂けるようになりました。
このブログも、体制的にはCasochiが管理運営していることとしています。
井上牧場さんはいちユーザーさんです。


↑「いのうえさんちのラズベリー石けん」もCasochiでデザイン、印刷などお受けしているものです^^
ただいま(2018年2月)滝上町の道の駅でも販売中です~!!


このあとは、
過疎地域で楽しいイベントの企画・運営や、
食べもの、食べる場所をつくりたいな~と妄想、計画中~。



ますます何屋さんなのかわかりませんね!


Casochiは、
「何屋さん」
「何業」をするために生まれたのではありません。


だから一言で、
「何会社」っていうのが難しいです。



それってなんだかすごく変な感じがするかもしれないけれど、
一般的には利益を目的に活動する「会社」は、
何かしら必要とされているモノやサービスを提供することで、
継続することができるそうです。



そして、
世の中にとって必要とされること、
価値があることは、
時代とともに変わっていきます。



「何する会社」か決めてしまったら、
その「何」が必要なくなってしまったとき、
一緒に消えてしまうかもしれません。



だから、
会社やシゴトが長生きするために、
それから自分が長く幸せに楽しく暮らしていくために大事なのは、
「何をするか」よりも、
「何を目指すか」のほうなんじゃないかしら。


Casochiが目指すこと、
やりたいことはこんなこと。



こういう場所、つまり「過疎地」っていいな~と思うのに、
そう思っている人がまだまだ少ない。
何より過疎地に住んでいる人が、その良さに気づいていない。
私たち自身も、
この場所が好きだけど、
まだ好きじゃない部分がある。



山と川に囲まれて空気がおいしいし、
人が少なくて静かだし、
星もきれいだし、
季節それぞれに美味しい素材を楽しめるし、
どこでも大きい声で歌ったり、
なんならどこでもトイレできるし、
ネットでいつでも情報収集できるし、
車やバスや飛行機でいつだって都会に出ることもできる、
すごく贅沢で素敵な場所です。



そんな、ステキな場所だってことを住んでる人にも、
住んでいない人にも伝えたい。



だけどまだまだ好きじゃない部分もある。
この場所でうまれた野菜や牛乳を手に入れることができないし、
おいしくて安心の食材をつかったメニューがすくないし、
かわいくてオシャレなカフェも、おみやげもすくないし、
“私たちが”好きな楽しいイベントもすくない。



だったら自分たちでそろえていけばいいし、
この小さな地域ならそれができるきがする。



「そんなことしたいね!」
って言ってみたはいいけど、
次女と三女のままでは
どうにものんびりしてしまうんで、
「ちゃんとやろう!」の意思表示でつくりだしたのが、
Casochiさん。

↑北海道の過疎地の冬の牧場ではいろんなところでしりすべりが可能です



簡単に言えば、
「まちおこし」とか
「地域をもりあげる」とかいうやつかもしれないけれど、
そんな社会派なこととか、
問題解決みたいなことじゃなくて、
もっと自分たち目線の、
好きなことをする、
好きなもの、場所をつくる、
好きな生き方をしたいな~という単純なこと。



ところで、
必ず全ての人にずっとずっと絶対に必要とされ続けることといえば、
衣食住に関わること。
もっといえば、
「食べ物」に関わること。



野菜だったり、魚だったり、お肉だったり。
生きていく栄養になるもの。
だから、「生産者」と言われる職や生き方は、
理由も何もなく、絶対大事で必要なものです。



そしてそんな職や生き方ができるのは、
コンクリートと建物でいっぱいの都市部より、
森や山、畑、緑、川や海がたくさんある過疎地のほう。
だから過疎地は過疎地であるかぎり持続していくはずで、
カッコイイ地域だと思います。



そんな過疎地らしい生き方の1つが、
井上牧場のような、牛飼いであり、牧場です。



Casochiにとって井上牧場は、
いちばん身近な過疎地の資源で、
親子関係があるから手っ取り早いお客さん対象でもありました。



いまの井上牧場の規模や体制では、
自分たちだけで情報発信をしたり、
商品開発や販売をするのは難しいです。
私たちが、より身近な視点で、
井上牧場はどんな牧場で、
牛たちはどんなものを食べたり、
どんな暮らしをしているのか、
きちんと伝えていくお手伝いをすることで
お肉だったり、牛乳だったり、石けんだったりが、
より価値のあるものとして届けることができるんじゃないかなと、
考えています。



昨年より少しずつ準備をしていて、
この春にはCasochiとして
「井上牧場の牛乳」が販売できるようになる予定です!



すみません、設備などなどの都合で、
個人さんがスーパーで購入して冷蔵庫にいれておけるような
仕様の容器、量にはならないのですが、
いろいろと厳しい日本の牛乳に対する規制、基準をクリアできるものなので、
飲食店で牛乳や乳製品、メニューの材料として提供してもらえる牛乳ができる予定です~。



というわけで、
Casochiのいまのオシゴトはこんな感じです^^
牛乳の商品開発についても、
われわれCasochiがfacebookやブログでお伝えしていきます!!





井上牧場の次女 兼 Casochiのカソチの暮らしサポーター
みなみ


4 件のコメント:

  1. 鎌田 米二郎2018年2月13日 10:27

    毎回ブログを楽しんで読ませてもらっています道北のトナカイ観光牧場がある幌延町在住です。9日の道新記事で姉妹の顔を拝見させて頂きました。井上牧場の発展とCasochiの繁盛を願っています、これからも楽しく面白いブログを宜しくお願いします。

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    1. いつも見て頂きありがとうございます!
      トナカイにもぜひ会いにいってみたいです^^
      姉妹といってももういい歳なのですが、のんびりと自分たちの好きなように活動しています。
      今後も読んで頂けるようなブログを書いていけるよう、頑張ります~!

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  2. み〜なみ♬
    無理せずガンバ♡ いつも読んでるよー(^^)

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    1. ありがとうございます^^!
      無理しないこと、大事な理念です!!
      今後ともよろしくお願いします~♪

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