2017年1月23日月曜日

2017年1月23日、大雪が降りました…

 



北日本~西日本の日本海側で、
各地で大雪に見舞われている本日。
井上牧場のあります北海道の滝上町でも、
大雪となりました…。






天気予報により本日の大雪が予想されていたので、
ある程度心の準備はできていたとはいえ
朝からかなりの雪の量にビックリ。






どれくらいの雪かというと、
北海道暮らし数十年の静子ばあちゃんが
「こりゃ今年一番の雪だねえ」
と言うくらい。



どこを見ても真っ白です。





雪の日は、 
搾乳に、
飼料づくりに、
仔牛ちゃんのお世話などなどの毎日の仕事に加え、
雪かきに追われることになります。




そこで欠かせないのが、
スコップでもなく(必要だけど)、
ママさんダンプでもなく(必要だけど)、
手で押すタイプの除雪機でもなく、


でっかいショベルカー。





雪が積もってしまったときは、
北海道の酪農家にとってマストアイテムと言えるこの重機で、
降っては積もる雪を、ひたすらに除雪していきます。




あっと言う間に、そり遊びやお尻滑りに最適な

雪山の完成です。








そして大変申し訳ないことに、
牧場の人々が作業に追われるなか、
私次女の乗っていた車は道から外れ

雪に突っ込み…


見事にはまりました…
全く動けません…

 
こんなに簡単にはまるなんて・・・
なんて恥ずかしい…
 






だって…
大雪の中でね…
視界が真っ白でね…
道なのか雪なのかわからなくなってしまうんですよ…






もうどうしようもないので、
牧場内の除雪に大忙しのショベルさんに救出頂くことに…。




「実家の牧場が所持するショベルカーで雪にはまった車を引っ張る」。
その姿は正に百姓貴族。


 




ありがとうショベルさん…
近代の酪農家の設備に感謝…
(仕事を増やしてすみません…)
 

豪雪の日は外に出てはいけません。
車で出かけてはいけません。
ご注意ください。






↓下の写真は、
外で各々「ハッチ」なる小屋でひとりずつ過ごす仔牛ちゃんたち。




 


この柵の中にもどんどん雪が積もって、
ハッチから出られなくなってしまうので、
この雪かきがとても大変。
 
 
だいたい10頭分くらいあるハッチの雪かきで、
三女あみちゃんはとてもお疲れでした…!! 
 



 
 
さて、
牧場の人々が雪かきに追われ、
疲れ果てている一方で、
私次女の目に、

牛さんたちはとても元気に見えました。
 


 

 
 
 井上牧場の牛舎は、屋根はあるけれど
ほぼ吹きさらしの状態です。



吹雪いてきた雪がどんどんお食事の上にも、
 
 
 
 
 
 


牛さん自身にも、
歩く場所にも、
寝る場所にも、
どんどん積もります。




 
 

息も真っ白。
 


 
 

それでもいつもと変わらない様子で、
食べたり、
うろうろしたり、
寝たりしています。
 


こいつたち、本当にたくましいです。
 
 



ところで、
まだ小さいちびっこたちは
寒さに弱いので、
「ベコジャン」を着ているのですが、
 





左の男の子は
ベコジャンを着るのがニガテなのか、
下手なのか、
ほとんど脱げかかって動きにくそう…。
 
 
直してあげてもまたすぐこうなっちゃう…



寒いんだから頑張ってベコジャン着ててね~^^;





 
雪国の冬、雪国の牧場はとっても厳しいです。
でも、牛さんたちは元気。
 
 
牛たちは、作物が収穫できない冬でも、
飼料の蓄えがあればお乳を出してくれます。
これが、北海道で酪農が広まった理由の1つです。
 



 
本日は井上牧場での大雪の様子を紹介しました~!
明日はお天気だといいな~!!